01. ”今あるもの”を生かすリフォーム
昔のお宅ほど、お伺いすると大工さんの遊びごころや思い入れを感じるような、お宅に出会ったりします。
それを、全部潰してリフォーム。・・・・・少しもったいないのでは。と思ったりします。
そんな時は、むしろその部分がより映えるように、あるいは良い材料なら、家の中の別の場所で使うなど、そんな方向でプランを考えたりする事があります。
もちろん、耐震性などは今の基準でお話をさせていただくのですが、本当に全部今時の材料で造ったものが良いでしょうか。
例えば、昔、大工さんがちょっと遊びごころを入れて、造ったような所をより映える工夫をしたり、木造住宅なら、例えば一部、屋根裏の梁が見えるような力強い空間にしたり、マンションなら、無垢材の床を使ってコンクリートときれいに対比させたり。
リノベーションと言っておきながら、残すの?と思われるかもわかりませんがリノベーションの成功も、意外とそんなところにヒントがあったりします。
そして、コストダウンに一役買う場合もあります。